世界でミラクル!2017年 夏の巻 〜フランス〜テゼ共同体、ルルド、ヌヴェール、ポルトガルのファティマ 〜聖母マリアに導かれて

ヨーロッパでの夏!ミラクルな2ヶ月間。数年前に南フランスのプロヴァンス地方へマグダラのマリアを巡るミラクルな旅をしました。今年は聖母マリアに導かれての旅。オランダからベルギーを超え、一気にフランスのシャンパーニュ地方のTroyes(トロワ)へ。木骨組みの街並みの古都です。

今回の旅の目的地の一つ。ブルゴーニュ地方の小さな村Taize(テゼ)に着きました。テゼ共同体のことはその神聖な音楽と、オランダ人のダンサーが、かなり昔、家族で訪れた話を聞いてその存在を知りました。エキュメニカルな(教派を超えた)キリスト教の修道院で、世界中から毎年何万もの若者がテゼの丘へ集まります。

1週間の祈りと勉強のプログラムに参加して、質素な食事とシンプルな生活を世界中の人々と過ごしました。1日3回、世界中から集まる4000〜5000人の人々と共に祈り、歌、沈黙の時間。今年は特に「祈りたい!」とハートから強く感じていたのですが、こんな形で思いもかけず実現するなんて、人生はミラクル!信頼と希望、世界中の人と分かち合った人生を変えるミラクル体験が与えられたことに、小さな自分を超えた大いなる計らいとミラクルに感謝。

テゼから南へ、Souilac(スーイヤック)で1泊し、一気に南下しスペイン国境に近いピレネー山脈のルルドへ到着。 ルルドは奇跡の治癒ルルドの泉で有名な巡礼地。1858年に14歳の貧しい少女ベルナデッタに18回聖母マリアがご出現され、その指示で洞窟の下から手で掘って水が湧き出ました。科学的には証明できないような奇跡的な治癒が起こり続け、世界中からたくさんの人々が今も訪れています。

お土産屋のマリア像。

マサビエルの洞窟。ルルドの水。滞在中は毎日、飲みました。今でも水がこんこんと湧き出ています。

ルルドから北へ700kmを超える距離を運転の後、ルルドで聖母マリアの御出現を受けたベルナデッタが生涯を過ごしたヌヴェール修道院へ。修道院の教会には35歳で亡くなったベルナデッタのご遺体が安置されています。腐敗せずに綺麗なままで。そのご遺体から発せられる言葉にならないくらい圧倒される神聖なエネルギーに触れ、長距離運転の疲れも一気に吹っ飛び、今、ここ!沈黙の中で愛の中に包まれました。ベルナデッタが生涯を過ごした場所で3日間、彼女の軌跡をたどり素晴らしい黙想の時間を過ごして本当にミラクル!

ヌヴェール修道院の敷地内の奥の奥、かなり歩いて行った隅にある”水の聖母マリア像”。「私がお会いした方とよく似た何かを持っていらっしゃいます」とベルナデッタはこのマリア像の前でよくお祈りしていました。滞在中に何度も訪れましたが、他に誰もここまで訪れる人はおらず、深い慈愛に満ち、質素な身なりの”水の聖母マリア”と静かな時を過ごすことができました。本物や真実はあまり人目につかず、静かにひっそりと、でも深く強く存在しているんだな、と感じました。

ヌヴェールでの感動的なミラクルをハートに抱き、北へと向かいました。パリを通ってシャンパーニュ地方のReims(ランス)へ到着。街は第1次世界大戦中に打撃を受け、復興してはいますが、今でも教会の壁にその傷が感じられました。フランス歴代の国王の戴冠式が行われたランスのノートルダム大聖堂の入り口には有名な「微笑む天使」の大きな像があります。(私が指差しているものです)微笑む天使と別れを告げ、ベルギーを通ってオランダへ。フランス語はちっとも上達しませんでしたが(笑!) ミラクルな夏のフランス時間となりました。

5月にボスニア・ヘルツェゴビナのメジュゴリエにいた時に、ポルトガルのファティマでの聖母マリアの御出現100年を知り、その時に、ファティマ行きを直感で決めました。

100年記念のハート。聖母マリアの御出現を受けたルシアの生家の隣にある宿に宿泊。ローカルな素晴らしい宿(Casa dos Tios)。ポルトガル人の夫婦の宿で家族のように楽しく過ごしました。泊まっていたのは私と偶然にもオランダ人の神父さまだけ。ファティマでの聖母マリアの御出現の場所を巡礼ながら、見えない不思議なミラクルに導かれ、ポルトガルにいることに、感謝。

ファティマから世界遺産の修道院や美しい街並みのトマールを訪れました。

暖かいポルトガルの人々。聖母マリアの平和への思いとメッセージをハートに刻みファティマを出発しました。リスボン時間を堪能し、オランダに帰国。”世界でミラクル!2017年 夏の巻” お読みくださって嬉しいです。ありがとうございます。聖母マリアさまの愛と祝福の光ががみなさんに深く注がれますように〜

祈りをこめて